ヨシカワブログ班の松田です。
私が前回テキトーなブログを書いたのは2023年10月、あれから早くも約1年が経過してしまった。もう次は無いだろう!と勝手に決めつけていたが、どーゆー訳かまた回が巡ってきたのである。真面目過ぎるのはメンドクサイし、ま 勤務先のブログとゆー事で今回も昨年同様、徒然なるまま書く事にしよう。
昨年のブログは、2番目に購入したEP71スターレットにまつわる内容であった。その中で「もし、次回ブログを書く機会があったら、チューニング編でもアツク語るか・・・」と書いているのだ。どーするか、ま ネタを考えるのもメンドーなので、昨年の宣言?通り今回はEP71スターレットチューニングの巻である。内容がかなりマニアック、且つ専門用語が出てくるので、イヤーになった諸氏はこの先は読まずにラストとしてもらいたい。
そーいえば、80年代の少年雑誌に「よろしくメカドック」なんてゆー漫画があったな~。タイムリーに熟読した方々は団塊ジュニア世代か・・・あれから約40年とゆー時間が過ぎてしまった・・・光陰矢の如し也。この漫画のストーリーは、市販車をチューニングしてレースし、且つ喧嘩し仲良くなり友情を深めるのだ・・・この行為自体、現代では希有。というか不可能。嗚呼、古き良き時代だ。
現代の巷に氾濫している自動車は、エコロジー優先なハイブリット。改造してパワーUPなどと思いもしないであろう。また、現代車は安全性能重視のボディであり、80年代のクルマに比較して「重い」のである。
ちなみに私のEP71スターレットと現代のクルマの重量比較。
<車体重量>
・1989年式EP71スターレット1300cc 3D 約740kg
・現行車トヨタヴィッツ 約1,000kg.
・現行車ダイハツムーブ 約820~900kg
・現行車ホンダN BOX 約910~980kg。
ま 車体サイズや時代も違うが、私のEP71は現代の軽自動車より軽いのだ!しかし、現代の軽自動車の約1tの重量って「軽」じゃないよな~。最初に買ったL55Vダイハツ ミラなんて約540kg。これぞまさしく軽自動車。
1970年代後半~80年代前半のクルマは、高性能エンジン開発がまだまだで、各社は徹底的に軽量化する事でエンジンの負担を減らし、ドライバリティーをUPしていた。このあたり名機「零戦」の開発に似てなくもないが・・・
とにかく70~80年代のクルマは、車体そのものが軽いので、エンジンの馬力をUPするとフィーリングが相当変わるのである。
ながーい前置きはいい加減この辺にして、やっと本題に入るか・・・
貧乏学生を卒業しよーやく社会人になると、ある欲求が突出する。アッチの欲求ではなく「クルマを改造したい!」欲求なのだ。
■第1次チューニング?編
・ショックアブソーバーの交換(KYB非調整式)。これは入社当時の先輩より交換してもらう。工賃はなんとタバコ1カートン。
・高性能プラグコードに交換。
■第2次チューニング?編
・AE92系14インチブレーキローターを移植。
・SSRのアルミホイールに交換。
知り合いの自動車整備工場で実施。ブレーキ性能UPがメイン。EP71スターレットのブレーキローターは13インチ。ローター径が1インチUPしたが、制動力はかなり増した。
■第3次チューニング編。
ここからが本格的なチューニングとなるのだ。
時あたかも1996年2月、車検のためクルマを知り合いの自動車整備工場に持ち込むとそこの社長が、「試作のエンジンがあるのだが、松田さんのEP71に取り付けてみないか?」という提案があった。
「どのような改造なのか?」と問うと、ようは圧縮比を上げトルクUPさせるとゆーチューニングなのである。
日頃よりクルマの改造に興味津々の我にあり、正に「渡りに船」。早速OKしたのである。
待つこと約1ヶ月・・・。
よーやくチューニングエンジンに換装したスターレットEP71改が完成したのである。
なんでも、調整に失敗?難儀?してエンジンは3基目とゆー事。
ま それだけ完成度が高いらしいのである。
<EP71改 チューニング概要>
・シリンダーブロックは1500ccの3Eエンジンをベースとして、シリンダーヘッドをEP71ターボ用(1300cc)に交換。これで圧縮比UP。
スルドイ読者は、ターボ用シリンダーヘッドは圧縮比が低いじゃないか?と気付くであろう。そう、完成したエンジンは3基目。
確か1基目のエンジンは、NAの標準タイプ。
しかし、この標準タイプでは圧縮比が高くなり過ぎ、バランスを取るため、やや圧縮比の低いターボ用シリンダーヘッドに交換したのである。
・外見を良くするため、シリンダーヘッド外面をミラー研磨加工。
・ポート研磨をしたらしい。
・各部バランス取り。
・ガソリンの吐出量を増やすためECU、インジェクターをAE86系タイプに交換。
・TRD強化クラッチに交換。
・圧縮比UPをした事により、セルモーターを強化品に交換。
・冷却効果をUPするため、放熱量の大きいEP71ターボ用ラジエーターに交換。
・排気効果を上げるため触媒レス加工。
圧縮比をUPしたが、ノックセンサーが無いのでガソリンはハイオクONLY。
社長から「レギュラーガソリンを使用するとエンジンが壊れる!」とキツイ忠告を受ける。
改造費用は、部品代・工賃、全て込み。ジャスト20万円也。
<実走や如何に?>
・高回転までブチ回すとゆーより、トルクが増し低速から中速にかけての加速が素晴らしいのである。
・強化クラッチは実に重いが、クラッチを離してから繋がるまでの距離が短いので、スッと加速する。但し、渋滞がキツイのである。
・EP71スターレットのキャッチフレーズは「かっとびスターレット!」。約740kgの車重にトルクUPしたエンジンは、実に「胸のすく加速」なのである。運転していて楽しいのだ。クルマにとって軽さは重要なのだと認識するのだ。
・多分馬力UPしたハズのエンジン。これに見合う制動力が増したブレーキで安全性も備える。
・実用燃費は、改造前15~17km/L。改造後13~14km/Lと若干低下。
<妄想>
もし、当時資金にゆとりがあり、更なるチューニングが可能であれば・・・の妄想。
・ハイカムシャフト、強化バルブスプリングへの交換。
・軽量フライホイールへの交換。
・クイックシフトへの交換。
・前後タワーバーの装着。
可能であれば、実現してみたかった。
<別れ>
エンジン換装から約4年が過ぎ去った2000年冬、クルマの耐久性に限界を感じ、遂に買い換えを余儀なくされるのである。
私のEP71は、購入時トランクのカーペット下に、ガラスの破片が何故が残っていたのである。さらにスペアタイヤハウスには、半分くらい雨水が溜まり、時々水を抜く必要があるのだ。さらにさらに、リアタイヤ泥よけ付近にサビが発生し、サビを取ると「パテ盛り」の跡が判明。致命的なのは、バイパスや高速道路を走行時、助手席ドアがガタガタするのである。つまり事故修復歴アリ車。その修復が随分とテキトー過ぎて、時間の経過と共に「ひずみ」が出てきたのである。ちなみに修復は、知り合いの自動車整備工場ではない。
EP71スターレットもKP61スターレット同様、防錆加工がコストダウンのためか実にイイカゲン。とにかくドア下、サビが猛烈に発生し、腐ってくるのである。
もー少し乗っていたかったが、これらの症状で「ダメダコリャー」。断腸の思いで買い換えとなったのである。
次は昭和61年式AE86レビンGT APEX 2Dクーペを、知り合いの自動車整備工場社長に確保してもらっていたが、資金難により断念。2000年2月代わりにEP82スターレットを購入したのである。
ま クルマに興味無い諸氏には意味不明な内容ばかりであろう。しかしまー、わかる人にはホウ~・・・となる内容。だと思いたい。
■製品紹介
毎回の事ではあるが、これは勤務先のブログであり、且つ老働力を提供し、その対価として賃金を得ている事から、いい加減クルマだけではなく、れっきとした勤務先の製品を紹介する必要があるらしい。う~む・・・如何すべき?どーするか???
肉まん、シューマイを電子レンジで加熱するのは実に簡単であるが、時間の経過と共に皮が硬くなるのだ。
しかし、蒸し器を使うと皮が硬くなりにくいし、美味しいのである。ちょっとした蒸し料理に良いのが、弊社「見える!フライパン用蒸しプレート」。
蒸し器上面がガラスであり、その名の通り、蒸している状態が一目瞭然。
それは「ヨシカワ公式楽天市場店」に販売中。
次回のブログ。もう無いと思いたいが、万が一ある場合・・・今のクルマAE91カローラ編か?
まてよ鉄分が濃いしナー、日本の国鉄編は社内の鉄道博士に譲る事として、台湾鉄道編、もしくは中国鉄道編でも語るか・・・はたまた昭和レトロ「ベンクーガー編」でも???
以上