立春を過ぎたとはいえ、ここ新潟はまだまだ厚い鈍色の世界、春どころか冬真っ只中。
荒れる低気圧の夜に、K民館でフランスから来られた方のクレープ作りを拝見する機会がありました。
クレープ本場のフランス。夜店のクレープ、お洒落なカフェのクレープなど、
出来る限りのクレープ情報を妄想と絡みつけニヤけて参加。大勢いらしてました。
レシピはいたって普通。小麦粉に卵、牛乳、バター、砂糖、塩という定番材料。
トッピングには、ジャムやチーズ、ナッツ類といろいろありましたが、皮を焼いてもらい、
何も付けずに一口いただくと!んまあ!美味しい!とっても美味しい!何も付けなくても美味しい!なになになにこれは!と驚嘆。皮ファン誕生。
薄っぺらなくせにもっちもち。あっさりな見た目のくせにしっかりした味付け。
これは皮だけで十分です。日本のクレープのような、ほんのり甘い皮ではないのです。
バターがフランスからの持参品?? 牛乳が搾りたてとか??? え!もしかしてシェフッ???
いや、シェフの方では無く、材料もパッケージを見るからにすべて地元スーパーからの調達品。
ニコニコスマイルで慣れた手付きで焼いてくれるフランス先生。
すごいぞフランス….。これは…ずっと食べていられる….。皮ファンもぐもぐ猛食中。
そして、さらに美味しかったのは、牛乳の代わりにビールで作ったクレープ!
ビールがふくらし粉の代わりをし、さらにさらにもっちもちです!
麹のような香りで匂いまで美味しい!申し遅れましたが麹ファンでもある私。
そりゃあとりこです。麹ファン+皮ファン!小躍りしながらもぐもぐもぐもぐ爆食中。
しししかし、やややはり、その後は動けなくなるという….粉もの…侮るなかれ….。白目…..。
フランスではトッピングはお砂糖だけ(ぱらぱらっと)が基本的な召し上がり方と聞いて
納得です。(またはレモンをキュッとしぼったり、あっさりジャムだけだったり)
正直、トッピングの種類を初め見た時はクリームが無い!バナナも無い!と
夜店ナイズされている者として不安はありました。しっかりした味付けの生地だからこそ、砂糖のみの食し方でオーケーなのです。なるほどなるほど。
フランス先生は、「日本のクレープはびっくりしたよ!」とお話しされていました。
うんうん、あっさりしたこっちが本場なんだね!だってこんなにシンプルなのに美味しいもんね!と一同大きく頷く。
ちなみにターナーなどで生地を返すのではなく、木製の薄いヘラ(聖徳太子がお持ちでらしたような木の棒)でささっと返されていました。本場感半端無い。
なぜ、この時期にクレープなのか理由がありました。
クリスマス(冬至)から40日目の2月2日を「la Chandeleur ラ シャンドルール」は光(光には魔除けの力がある)を祝う行事で、それを通して繁栄や豊作などを祈るそうです。また、春を待ちわびる人々が、光や太陽に似たクレープを食べるようになった習わしなんだとか。(ざっくりした説明ですが)
日本では節分で厄除けをし、次の日は立春。太陽や春を待ちわびるのは世界共通なんですね。
忘れないうちに皮ファンとして、皮を作ってみましょう。
さて、用意するものは、側面のカーブが撹拌に適しているクックパルスマートのボウル、手で持たなくても大さじ小さじが量れる便利な大さじ小さじ計量カップ!量って準備しておくのにとても便利なんです。
火の通りに優れているアルミとステンレスの4層構造アルサス4のフライパン!IHだろうがガス火だろうがおかまい無しでお使い頂けます。軽くて使いやすいんですよ〜!
あ~ この道具たちで作ったらもっともっと美味しいだろうなぁ~~~。
またまた申し遅れましたが、私、道具ファンのクックパルウェブショップファンなんです。
あれ?レシピは?そうなんです。全部フランス語だったんです…..。
さあ!妄想クッキング開始です!
料理に大切なのは愛情とやる気とキッチン用品屋ヨシカワです!
これからのバレンタインにぜひクレープ作りしてみませんか!
ファンファンファンファン言っておりましたのは企画の寺尾でした~。春は、んますぐそこ!